3. テンプレート構造を作る
WordPressのテーマは、単一ファイルではなく複数のテンプレートファイルで構成されています。
そのため、ある程度テーマの骨格ができた段階で、テンプレート構造をしっかりと組み立てておくことが、開発効率を高め、保守性の高いテーマを作る鍵になります。
🧱 テンプレート分割の目的
初期段階では index.php
だけでも動作しますが、HTMLを毎回繰り返し書くのは非効率です。
WordPressでは「共通パーツをファイルとして分割し、テンプレートタグで読み込む」という考え方がベースにあります。
たとえば、以下のような構成が基本となります:
- header.php:HTMLのhead〜header部分
- footer.php:フッター部分
- sidebar.php:サイドバー(ある場合)
- functions.php:テーマの設定や機能追加
- page.php:固定ページ用テンプレート
- single.php:投稿ページ用テンプレート
📁 テンプレート構造の例
mytheme/
├── index.php
├── style.css
├── header.php
├── footer.php
├── sidebar.php
├── page.php
├── single.php
└── functions.php
このように分割することで、各ページで共通部分を簡単に管理・再利用することができます。
🔧 header.php を作成する
header.php
には、主にHTMLの開始タグ・meta情報・CSS読み込み・ナビゲーションメニューなどが含まれます。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title><?php bloginfo('name'); ?></title>
<link rel="stylesheet" href="<?php bloginfo('stylesheet_url'); ?>">
<?php wp_head(); ?>
</head>
<body>
<header>
<h1><a href="<?php echo home_url(); ?>"><?php bloginfo('name'); ?></a></h1_